企業年金・個人年金教育者協会

第10回 メリットと留意点

確定拠出年金には、以下のようなメリットや留意点があります。


確定拠出年金のメリット
 

◇税制上の優遇措置がある
 掛金拠出時、運用時、受取時にそれぞれ税制優遇を受けることができます。

◇ポータビリティがある
 転職や退職をした場合も、これまで積み立てた年金資産を転職先の企業型年金や個人型年金(iDeCo)に移換し、引き続き掛金を拠出して積み立てることができます。

◇自分に合った運用ができる
 年金資産の運用は、運営管理機関から提示された商品の中から加入者自身が自由に決めることができるので、自分のライフプランに合った資産運用が可能です。


確定拠出年金の留意点
 

◇年金資産を途中で引き出すことができない
 1度加入すると原則として中途解約はできず、60歳までは年金資産を引き出すことができません。その分、確実に将来の年金資産を準備することが可能です。

 ◇将来の受取額が確定していない
将来の受取額は確定しておらず、加入者ごとの運用結果によって決まります。運用結果は自己責任ですので、継続的な投資教育を受けるなど、投資に関する知識を得ることが必要です。

◇手数料等が自己負担(iDeCo)
 個人型年金(iDeCo)では、手数料等のコストが加入者負担となります。

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